第3回講演会
2020-01-17 14:13
本日は東京医科歯科大学名誉教授、藤田紘一郎先生の講演会が行われました。テーマは、≪赤ちゃんはなぜ何でもなめたがるのか≫~子どもの腸内フローラは生後3年できまる~でした。先生の研究データ、様々な各国の研究データから腸内を大切にすることが健康や生活習慣病の予防、長寿に繋がっているかを、わかりやすくユーモアに教えていただきました。参加された方には先生の大ファンでサインをいただいているかたもいらっしゃいました。
お話の中に、「子どもが小さいうちに土壌菌、日和見菌などの良い菌を腸内に取り込こむと免疫力、自然治癒力がつきます。この近辺の菌に悪いものはありません。もとより人間の皮膚は菌で守られています。その菌まで落としてしまうことは清潔とはいいません。」とありました。自然治癒力とは“生きていく力”のことです。幼稚園としての大きな役割は、子どもたちの“生きる力”を育てること、と国からの指針の中にあります。また、近年では環境問題も深刻になり、異常気象など世界中で問題になっています。いかに自然に、自然と、生きていくことが人にとって大切かを先生のお話を聞いて、勉強させていただきました。保護者の皆様の子育てにもぜひお役立て下さい。
藤田先生、大変貴重なお話をありがとうございました。また、たくさんのご参加ありがとうございました。